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金正男氏、「海外放浪生活」終え平壌に 後継者争いに変化か
消息筋は26日、「北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(65)の長男・正男(ジョンナム)氏(36)が今年帰国、朝鮮労働党組織指導部に勤めている」と明らかにした。組織指導部とは北朝鮮の党・軍・政をすべて統制する中核組織だ。このため「これまで金総書記の二男・正哲(ジョンチョル)氏(26)と三男・正雲(ジョンウン)氏(24)のどちらかといわれてきた後継者争いに、根本的な変化が起きたのでは」とみられている。
消息筋や北朝鮮での地位が高かった脱北者の話によると、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の合意(今年2月)で、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)にあった北朝鮮の資金2400万ドル(約28億円)が凍結解除された今年6月ごろ、金正男氏は数年間の海外生活を終え平壌に戻ったという。金正男氏は今年2月11日、中国・北京空港に姿を現し世界中のメディアの取材の的になった。当時、金正男氏は金総書記の誕生日(2月16日)のプレゼントを用意するため北京入りしたとみられていたが、平壌行きの飛行機には乗っていないとの見方が有力だった。
金正男氏は2001年に偽造パスポートで日本に入国しようとし退去強制処分となって以来、金総書記の怒りを買い帰国できないまま、海外を渡り歩く生活を送ってきたとされている。
北朝鮮問題の専門家、南成旭(ナム・ソンウク)高麗大学教授は「金総書記は長男である正男氏の存在を無視できなかったのだろう。流れが金正男氏の方へ傾いているムードがある。北朝鮮の後継者争いは新たな局面を迎えたようだ」と話している。
金正男氏の後継者候補再浮上について、ある情報当局者は「正哲氏・正雲氏の母親・高英姫(コ・ヨンヒ)氏が04年6月に死亡したことと関連がある」と語った。高英姫氏の死後、金正男氏と彼を支持したグループが勢力を取り戻しつつあるとみられている。
安勇炫(アン・ヨンヒョン)記者
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
韓国・朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070827000013
金正男氏が平壌復帰、後継者争いは振り出しへ?
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の長男・正男(ジョンナム)氏(36)の平壌復帰が確認されれば、北朝鮮の後継者争いは事実上の原点に立ち戻ったことになる、と専門家が分析している。権力の中心が金正男氏に向かって移動するとの予測もある。もちろん、金総書記が3代の世襲を実行に移すという前提での話だ。3代の世襲については「北朝鮮の住民も受け入れにくいだろう。集団指導体制となる可能性が高い」と、東国大学のキム・ヨンヒョン教授らは主張する。
◆ 組織指導部は後継者のための授業の場
金正男氏が勤務しているとされる朝鮮労働党組織指導部は1964年、金総書記が最初に後継者としての指導を受けた当時に勤務していた部署で、党・軍・政府の人事や監督権を持つ。労働党中央委員会所属機関の中で唯一、部長の氏名が公表されていない。金総書記が兼任しているとの見方もある。故・金日成(キム・イルソン)主席は62歳だった1974年に金総書記(当時32歳)を後継者として公式に指名する前、金正日氏を組織指導部長とし、それまでの組織指導部長で有力な後継者とされてきた弟の金英柱(キム・ヨンジュ)氏を解任した。最近まで後継者とされてきた金総書記の次男・正哲(ジョンチョル)氏(26)も、組織指導部で後継者としての授業を受けたという。しかし、金総書記は金主席が死亡した1994年まで20年間権力を掌握してきたが、現在金総書記の3人の息子はそれほどまでには至っていない。
◆ 現在も後継者レースは続いているのか
二男でまだ20代の正哲氏や三男・正雲(ジョンウン)氏(24)とは異なり、正男氏は北朝鮮国内での人脈が比較的しっかりしているとされている。とりわけ金正日総書記の妻の弟であり、叔父として親しく付き合っているという張成沢(チャン・ソンテク)首都建設部第1副部長(61)が、正男氏の後見人としての役目をしっかり果たしているという。張成沢氏は正哲・正雲氏の母である高英姫(コ・ヨンヒ)氏が生存していた2003年に組織指導部第1副部長から解任されたが、高英姫氏が2004年6月に死亡すると直ちに復帰した。正男氏が2001年に偽造旅券で日本に入国しようとして追放され、金総書記が国際的にメンツをつぶされたことで後継者争いから脱落したというこれまでの見方そのものが誤りだった可能性もある。
京畿大学の南柱洪(ナム・ジュホン)教授は「金正男氏が日本やマカオなどで金正日総書記の裏金を管理していた可能性があり、中国高官の子女たちのグループ・太子党とも親交が深いという情報もあるので、海外で後継者としての指導を受けているのかもしれない」と語った。
しかし正男氏が平壌に戻ったからといって、それがイコール正哲氏と正雲氏を追いやったと判断するのは早いとの見方もある。ある情報当局者は「正男氏と正哲氏が今も競争を繰り広げている可能性もある」「現時点では誰が有利か正確な情報がない」と述べた。
安勇炫(アン・ヨンヒョン)記者
韓国・朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070827000014
金正日総書記の長男、正男氏とは
金正男(キム・ジョンナム)氏は金正日(キム・ジョンイル)総書記と映画俳優だった成恵琳(ソン・ヘリム)氏の間に生まれた長男だ。彼については一切がベールに包まれている。韓国に亡命して殺害された親せきの李韓永(イ・ハンヨン)氏の証言や金総書記の料理人として知られる藤本健二氏、その他脱北した北朝鮮幹部らの証言がすべてだ。
1971年生まれの正男氏は100万ドル(約1億1600万円)の誕生日パーティーを開いてもらうほど、幼いころから金総書記の愛情を一身に受けてきた。1980年代に高英姫(コ・ヨンヒ)氏が金総書記の二人の息子を産むと、正男氏は海外へと追いやられるようになった。当時正男氏はモスクワへ留学したが、現地の学校でトイレの不潔さに耐えられず、直ちにジュネーブの国際学校に転校し、同校を卒業した。
金総書記の長男という特権で、10代のころから北朝鮮コンピューター委員会委員長として最初の公式活動を開始した正男氏は、25歳だった1995年、金総書記から人民軍大将の階級が与えられた。1980年代末に国家保衛部の海外部署を担当し、90年代中ごろには労働党中央委員会宣伝扇動部指導員に任命されるなど、後継者への道を順調に歩んでいたかのように見えた。
しかし、伯母の成恵琅(ソン・ヘラン)氏が1996年に米国に亡命、自らも2001年5月に偽造旅券を所持していた容疑で日本で逮捕されるなど、危機に追いやられた。正哲(ジョンチョル)・正雲(ジョンウン)氏の実母である高英姫氏の意向で、正男氏は帰国もできなかった。なお、高英姫氏は2004年6月に死亡した。
これまで正男氏は海外を転々とする生活を続けてきたという。日本、北京、マカオなどで発見され、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の凍結資金解除問題が起こった今年は、マカオの海岸近くの高級マンションを借りて住んでいたことも確認された。当時、金総書記が正男氏にBDA問題解決の特命を下したとのうわさも流れていた。
姜哲煥(カン・チョルファン)記者
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
http://www.chosunonline.com/article/20070827000016
突然現れた金正男の後継者争い復帰説。
にわかには信じがたいですが、日本で捕まったときそのまま刑務所に入れていたらどうなっていたのだろうと思います。
金正日政権っていつまで続くのでしょうね?
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